世界の音楽情報誌「LATINA」×熊本シティエフエム791「SERENA SERATA」×蔦屋書店熊本三年坂

世界の音楽情報誌「LATINA」
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熊本シティエフエム791「SERENA SERATA」
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蔦屋書店熊本三年坂
熊本シティエフエムで毎月金曜日17:00-18:55で放送されているワールドミュージック専門番組「SERENA SERATA」で
毎月1回世界の音楽情報誌(今はWeb版)「LATINA」が選ぶする3曲をお届けしています。
蔦屋書店熊本三年坂では、LATINAの花田勝暁氏のコメントと共に、収録アルバムをご紹介します。

今月の3曲

アーティスト名:Elton Medeiros

曲名:Pressentimento

LATINA編集部 花田勝暁氏コメント

9月3日は、サンバの作曲家、特に美しいメロディーを生み出すことに定評のあったエルトン・メデイロス(Elton Medeiro|1930年7月22日 – 2019年9月3日)の命日。
今日で2周忌です。肺炎の合併症で亡くなりました。89才でした。
リオ生まれ、リオ育ちのエルトン・メデイロスは、「Pressentimento」、「Peito vazio」、「O sol nascerá」などの名曲を生み出しました。
「O sol nascerá」はカルトーラとの共作曲のうちの1つです。
エルトン・メデイロスは、パウリーニョ・ダ・ヴィオラ(Paulinho da Viola)、ゼー・ケチ(Zé Ketti)、マウロ・ドゥアルチ(Mauro Duarte)、エルミニオ・ベロ・ヂ・カルヴァーリョ(Hermínio Bello de Carvalho)とも多くの楽曲を残しました。様々な世代ともコラボレーションしています。
エルトン・メデイロスが亡くなった際に、多くの音楽家が追悼のコメントが出ました。いくつか紹介します。

「絶対に、彼は大きなホーダ・ヂ・サンバで迎えられている!」 ── ネルソン・サルジェント(Nelson Sargent)

「彼の代わりはいません。カーブの多い川のようなあのメロディーの作り方は、彼しか知らない。彼の音楽はずっと旬なままです。」── モアシール・ルス(Moacyr Luz)

今日紹介する曲は、彼の代表曲の筆頭に挙げられることの多いサンバの名曲「Pressentimento(予感)」です。
1973年のアルバム『Elton Medeiros』に収録されています。エルミニオ・ベロ・ヂ・カルヴァーリョ(Hermínio Bello de Carvalho)との共作です。失恋から立ち直れそうな歌といった内容でしょうか。

Elton Medeiros「Pressentimento」

アーティスト名:Olafur Arnalds

曲名:Saudade(When We Are Born)

LATINA編集部 花田勝暁氏コメント

国際的に活躍するアイスランドの作曲家、演奏家。
レイキャヴィークから数キロはなれたモスフェットルスバイル郊外で、1986年に生まれた。主なジャンルはポスト・クラシカル。
2007年にデビューアルバム『Eulogy for Evolution』をリリース後、国際的なファンを獲得し、クラシック、ポップ、アンビエント/エレクトロニカの影響を独自の音楽言語に昇華した、複数のジャンルにまたがる作曲家として知られている。
近年は映画音楽の作曲家としての素晴らしい業績も多い。
そんなオーラヴル・アルナルズの新曲のタイトルがポルトガル語で「Saudade(When We Are Born)」というタイトルです。
「When We Are Born」は私たちが生まれた時という意味の英語ですね。「Saudade」は、ポルトガル語で、不在となってしまったものへの強い郷愁を意味する言葉です。
インスト曲ですが、オーラヴルは、「私たちが生まれた時の強い郷愁」というタイトルで、何を伝えたいのでしょうか。

Olafur Arnalds「Saudade(When We Are Born)」

アーティスト名:S H I R A N

曲名:Yatim (El Búho Remix)

LATINA編集部 花田勝暁氏コメント

シーラン(S H I R A N)は、2018年にアルバム『S H I R A N』でデビューした女性シンガーソングライター。
今も紛争が続くアラビア半島南端部の国、イエメン出身で、現在はイスラエルのテル・アヴィヴで活動しています。
2020年には、よりアコースティックな演奏をバックに、イエメンの伝統的な歌に親しみやすくも新しい命を吹き込んだアルバム『Glsah Sanaanea with Shiran』を発表し、こちらも世界的に高い評価を得ました。
今日紹介する曲は、その2枚のアルバムの楽曲を世界の気鋭の才能がリミックスしたEPからの曲です。
シーランが世界の才能に敏感なのが、興味深いです。
お聞きいただく曲は、エル・ブオ(El Búho)がリミックスした楽曲です。
南米オーガニックテクノの雄として注目されるエル・ブオは、イギリス生まれで、オランダ、メキシコ、アルゼンチンやフランスなど、世界各地を転々としながら活動してきたプロデューサーです。
アラビアの女性歌手と、南米オーガニックテクノの雄のコレボレーションがどんな風に結実したのかを聞いてみてください。

S H I R A N「Yatim (El Búho Remix)」

世界の情報誌「LATINA」

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熊本シティエフエム791

毎月金曜日 17:00-18:55
パーソナリティ:久間 珠土織

大人の魅力を、落ち着いた雰囲気で流す番組。
フレンチ・ブランジリアンミュージック・ラテン・ハワイアン・ヒーリング・カンツォーネなど色々な音楽を、様々なゲストを迎えてお送りしています。