世界の音楽情報誌「LATINA」×熊本シティエフエム791「SERENA SERATA」×蔦屋書店熊本三年坂

世界の音楽情報誌「LATINA」
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熊本シティエフエム791「SERENA SERATA」
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蔦屋書店熊本三年坂
熊本シティエフエムで毎月金曜日17:00-18:55で放送されているワールドミュージック専門番組「SERENA SERATA」で
毎月1回世界の音楽情報誌(今はWeb版)「LATINA」が選ぶする3曲をお届けしています。
蔦屋書店熊本三年坂では、LATINAの花田勝暁氏のコメントと共に、収録アルバムをご紹介します。

今月の3曲

アーティスト名:Julieta Rada(フリエタ・ラダ)

曲名:Antídoto

LATINA編集部 花田勝暁氏コメント

1990年生まれの、ルベン・ラダの末娘。兄と姉のマティアスとルシーラも音楽家という音楽家族の中で育ち、歌手を志し、下積みで歌を磨き、2012年のアルバム『Afro-zen』でデビュー。
以来、計3枚のアルバムを発表している。2ndアルバム『Corazón Diamante』発表時には、ラテン・グラミー賞の新人アーティスト部門にノミネートされるなど、女性歌手としてのキャリアを着実に積み上げている彼女が、ルベン・ラダの日本ツアーに同行してくれるというニュースは、素晴らしく嬉しいニュースだった。
多面的な魅力を持つシンガーだが、今回選んだ1曲「 Antídoto(解毒剤)」は、デビューアルバム『Afro-zen』の冒頭を飾るファンキーなナンバーだ。生バンドを従えて、日本のステージを盛り上げる彼女の姿を想像すると、心が楽しくなる。

アーティスト名:Nair Mirabrat feat. Pippo Spera, Martín Buscaglia & Sara Sabah

曲名:Despertar

LATINA編集部 花田勝暁氏コメント

年初にラティーナからCDをリリースするとお伝えしていたウルグアイの新しい音、ナイール・ミラブラット(Nair Mirabrat)のアルバム『Juntos Ahora』の発売が決定しました。レコードもリリースもあります。
リリース情報に関しては、こちらの特設ページで随時更新していきます。

10 / 7 レコード発売(限定数)
10 / 27 世界初CD化 CD発売
http://nairmirabrat.latina.co.jp

今回紹介した曲は、このアルバムからの曲ではなく、つい先日ナイール・ミラブラットがリリースした新曲ですが、なんと、死語も評価は高まるばかりのウルグアイの孤高の天才SSWエドゥアルド・マテオの未発表曲なんです。
未発表曲が見つかって、ナイール・ミラブラットが録音するに至ったストーリーを紹介します。
エドゥアルド・マテオに続くウルグアイの才能と注目されたSSWのピポ・スペラ(PIPPO SPERA)は、エドゥアルド・マテオとも交流がありました。
マテオとピポは一緒に、瞑想についての集会に参加して、瞑想法を覚えました。
マテオは、瞑想法を通じて感じたことにインスピレーションを受けて、曲を書きました。
その曲は、「目覚め」「手放すこと」「花に水をやること」を歌っていました。マテオは、印象的なその曲を、何度も友人たちに歌っていました。
ピポ・スペラもこの曲のことを1990年代の初めまで忘れていました(マテオは1990年5月に49才で亡くなっています)。
でも、70年代に同じマテオやピポと同じサークルにいた友人に、「例の曲はマテオが録音したの? 」と訊かれました。
ピポが「録音されていないし、どんな曲だったか全部は覚えていない」と答えると、訊ねた友人は「私は覚えていて、今でも時々歌っているのよ」と言いました。
ピポは、友人に、カセットでア・カペラで録音して郵送してくれるように頼みました。
そのテープを受け取って、再び聴いた時に、ピポは深い感動を覚えました。思い出して練習して、テープに録音して、正式に録音するタイミングを待っていましたが、そのタイミングは訪れないまま約30年の時が経ってしまいました。
しかし、ピポと、ナイール・ミラブラットのマルティン・イバラ(Martin Ibarra)が出会い、ナイール・ミラブラットの音楽を聴いたピポは、マルティンこそがこの曲を生まれ変わらせ、世界に披露すべきミュージシャンだと直感しました。
ピポは、マルティンに、この曲をアレンジして録音してくれないかと依頼しました。
ピポとマルティンは、蜜にコミュニケーションをとりながら、この美しいプロジェクトを完成させました。
マルティンは、ピポと自身だけでなく、信頼するウルグアイの才能、マルティン・ブスカグリア(Martín Buscaglia)とサラ・サバ(Sara Sabah)にも声をかけ、歌ってもらい、録音は完成しました。

アーティスト名:松田美緒 & ウーゴ・ファトルーソ

曲名:ハリー!

LATINA編集部 花田勝暁氏コメント

今回、3曲目に紹介したのは、10月23日に発売される松田美緒のアルバム『ラ・セルヴァ』から。
ウルグアイのマエストロ、ウーゴ・ファトルーソ(Hugo Fattoruso)が、プロデュースとアレンジしたアルバムで、堅実な活動で知られる松田美緒の才能が更に花開いた充実した内容のアルバムです。
紹介した楽曲は、アカ・セカ・トリオ(Aca Seca Trio)も名カバーを残したウーゴの名曲「Hurry!」。
この曲は、京都出身の写真家、荒川幸祐をディレクションに迎えたミュージック・ビデオも制作されています。
「密林」というアルバムのテーマに合わせて、徳島へ行き撮影された美しいミュージック・ビデオで、新しい次元に向かう松田美緒の姿をぜひご覧ください。
アルバムは、サブスクでは解禁されず、CDのみでの発売が予定されているそうです。

La Selva 特設サイト http://laselva.miomatsuda.com

アルバム先行予約サイト https://miomatsudaofficial.stores.jp

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熊本シティエフエム791

毎月金曜日 17:00-18:55
パーソナリティ:久間 珠土織

大人の魅力を、落ち着いた雰囲気で流す番組。
フレンチ・ブランジリアンミュージック・ラテン・ハワイアン・ヒーリング・カンツォーネなど色々な音楽を、様々なゲストを迎えてお送りしています。